簿記3級備忘録2〜勘定科目の5分類〜

 前回の記事では「簿記ではどんなことをするのか」ということを学びました。今回は、もっと具体的な内容に入っていき、仕訳はどうやるのか、勘定科目とはなにか、といったことについて見ていこうと思います。

仕訳の書き方

 企業が取引をすると、仕訳を行って帳簿につけていきます。まずは仕訳をどんな風にしていくのか、書き方を見てましょう。書き方は以下のとおりです。

 ちなみに、左側に書くものを「借方」、右側に書くものを「貸方」といいます。なんとなく覚えておくくらいで大丈夫でしょう。

勘定科目とは

 仕訳を行う際、それぞれどんな内容なのかを記す必要があります。その「どんな内容なのか」を表したものを「勘定科目」といいます。
 例えば、紙幣を使って行った取引も、硬貨を使って行った取引も、勘定科目はどちらも「現金」となります。勘定科目として用語を統一することで、誰が書いても同じ仕訳を行うことができるんですね。

勘定科目の5分類

 勘定科目はいろいろと種類がありますが、全部で5つのグループに分類することができます。どんなグループに分類されるかというと、以下の通りになります。

 この5つのグループ、それぞれ増えたら左(借方)に書くもの、増えたら右(貸方)に書くものが決まっています。
 左(借方)に書くものは、「資産」と「費用」、右(貸方)に書くものは「負債」「収益」「資本」となります。

 それぞれのグループにどんな勘定科目が含まれているのか、少しだけ見てみましょう。まずは、増えたら左(借方)に書く「資産」と「費用」からです。

 次に、増えたら右(貸方)に書く「負債」、「収益」、「資本」の代表的な勘定科目です。

 どのグループを左書いて、どのグループを右に書くのか最初はちょっと覚えにくいですが、覚えてしまえば仕訳が断然やりやすくなるので、覚えてしまうのがいいでしょう。なんとなくのイメージを頭の中に思い浮かべていると、覚えやすいです。

 次の記事では、「こんな取引を行ったときはどう仕訳するのか」といった部分に入っていきたいと思います。

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